取り壊し費用って高いんでしょ?
義実家の建物の取り壊しがいくらかかるか
賃貸マンションにしか住んできたことがない私は想像もつかなかった。
賃貸マンションの良しあしを調べるのは得意なんだが…
とりあえず、契約までに知っておいた方がいいことをまとめます。
★取り壊し契約ポイント
・相見積もり
・業者の選び方
・費用はローンに組み込める?
実は義実家の家は築30年未満のそこまで古くない建物。
「本当に取り壊して立て直していいの?」と義母に聞いたところ
いろいろ直したいところがあり、リフォームじゃ間に合わないため
建て替え大賛成とのこと。
ここで「まだ新しいのに建て替えなんて!!!」と言われたら2世帯計画は破綻してただろう。
そもそも今の家の構造的に風呂を2個つけるのは厳しいのだから…
●相見積もり
義実家は3階建て。
取り壊しは2階建ての一軒家よりもかかるため
ざっくり500万じゃないか。と義母は予測。
取り壊し500万でさらに家建てるお金はきついな…と思っていた。
地元の業者で取り壊しの会社の見積もりを3社取ってもらった。
蓋を開けてみると
・320万
・270万
・240万
と想定よりも半額近く安く出てきてちょっと安心。
今回見積もりは地元の不動産仲介会社に調べてもらった。
しかしこの価格は3ヶ月以内に取り壊しをする場合の価格。
近年人件費や資材の高騰でどんどん解体業社作業金額も上がってきているそうです。
なので取り壊しすると決めたら早めに見積もりを取って、納得いくところをキープするのが出費を抑えるポイント。
私たちは240万円のところで契約しました。
●業者の選び方
「もちろん少しでも安いところの方がいい。取り壊しは壊すだけだから。」
と思っている方もいると思いますが、安ければいいというものでもないです。
義実家の場合、隣接ではないが近隣に住宅があるため、下手な業者の場合廃材が近隣住宅を塞いだり、違法駐車されたりすると今後住んでいく地域でトラブルのもととなります。
近年では外国人労働者が違法な方法で取り壊しを行い、瓦礫が道を塞いだり重機が危ない状態で置かれたりしているというニュースも目にします。
憶測ですが安い業者を使ったため起こったトラブルかと。
だからといって高ければ必ず信用があるというわけではないですが、ちゃんと法律違反にならない、ご近所トラブルにならない解体方法でやってもらえるところを探しましょう。
私たちが選んだ業者は見積もりで1番安かったですが、価格だけではなくちゃんとした業者だったためお願いしました。
●解体費用は住宅ローンに組み込めるのか
結構気になりますよね。
我々夫婦も共働きですが貯金はそこまで多くないため一気に200万以上解体費で出ていくとそのあとの頭金や引っ越し費用がカツカツに…
聞いてみたところ、契約したところはローン支払いオッケーでした。
しかしすべての解体業者が可能ではなく、相見積もりを出してもらった3社のうち1社はローン不可でした。
業者によって異なるので一括払いが厳しい場合は確認を忘れずに。
そもそも住宅ローンは「住宅を建てるために必要な費用」が組み込めます。
土地の購入費、建物の建築費、電気、水、ガスを通す費用…など。
ですので、引っ越し費用、家具家電購入費用はローンに組み込むことができません。
「取り壊し費用」も理論上は可能…と思いきやこれも銀行によっては「ローンの借入金は住宅購入にかかる費用が90パーセントになること」という条件のところもありました。
つまり4,000万円借りたとしたらそのうち3,600万円は住宅購入にかかるお金にしなければならないということになります。
解体費用は住宅購入ではないためギリギリ。
ちなみに外構工事という家の周りのアスファルトを埋めたりする費用も住宅ローンの家にかかる金額には入らないためそこもざっくり100万かかります。
また別途住宅ローンについての話で詳しく書きますが、ネットで申し込める住宅ローンよりもハウスメーカーがおすすめしてる銀行の方が事情を汲んでもらえたり、ローン審査が通りやすいという傾向もあります。
●まとめ
①解体を決めたらすぐに見積もりを。早めに押さえた方が費用も安くなる傾向。
②安ければ安いほどいいというわけではなく、解体中に違法なことをしない、近所とトラブルにならないちゃんとした業者を。
③解体費用は解体業社、ローン会社によっては住宅ローンに組み込めます。しかし全部が全部組み込めるわけではないので見積もりを取る際に確認を!
「壊すだけならどこでもいい」というわけではない。しっかりと見積もりを取って納得のいく業者選びを!